【世界水準の歯科治療】阿佐ヶ谷の歯医者

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歯周病

 歯周病 
 Periodontics

 

歯周病は、成人のたくさんの方がかかっているといわれますが、難治性重度の進行性のタイプは その中でも少数で限られているといわれています。

進行すると、歯の周囲の歯槽骨が吸収することにより、歯が揺れてきて食事が困難になります。また典型的な口臭の原因になる場合も多いです。症状がかなりすすむと、しばしば何本も同時に抜歯に至る事(ドミノ現象)も多い病気です。

歯周病になってしまう原因にはいくつかがあります。プラーク/ばい菌、不良なかみ合わせ、遺伝的なもの、悪習癖等の体質的なもの、不良なかぶせもの、喫煙歴などが単体もしくはそれらが組み合わさって病気が発生すると考えられています。

このうち遺伝的なものや歯ぎしり等の悪習癖等はなかなかコントロールしがたいものですが、ばい菌(プラーク歯垢 歯石)等は皆さまと我々にてコントロールが可能なところであります。

歯周病の治療は基本的にはこのプラーク(歯垢)コントロールにあります。これをし易い口腔内環境を歯科医・歯科衛生士がつくり、皆様方が毎日的確にブラッシングすることにより病気が悪化することを予防いたします。例えば、食べ物がよくはさまる部位のかぶせものを改善したり、歯周ポケットを浅くすることにより、ご自身での毎日のブラッシングをより有効なものとする、などです。

ただし中等度~重度の歯周病ではそれだけではなかなか難しい場合もあります。ときにエムドゲイン等を用いた再生療法や切除療法等の外科的な方法や薬剤療法を選択した方がよい場合もあります。当院ではご希望のかたに積極的に外科的な歯周治療を行っております。

                                                     歯周病がコントロールできず歯の周囲の骨が失われすぎると、歯の代わりとなるインプラント治療も難しくなるため、骨の吸収が止められないような活動性の高い歯周病にかかった歯の抜歯のタイミングは熟考されないといけません。とくにいれ歯を避けたい方は注意が必要です。何本も歯を抜いたことがあって、片顎の残りの歯が4~5本になってからインプラントをするのは、比較的大がかりな手術になりたいへんなことも多いです。1~2本歯を失ったくらいのタイミングでインプラントを考慮するのがおすすめです。

”ぐらぐらでも最後は入れ歯でいいから抜きたくない!” という気持ちもわかります。しかしながら、入れ歯でさえもそれなりに歯の周囲の骨がないと、いわゆる”土手”の無い歯ぐきになってしまい、いわゆる ”痛い”入れ歯になってしまいます。これも注意が必要なところです。

当院では、歯周ポケットの検査をルーティンに行い、再評価等を通して、歯周治療の経過を追っていきます。

ずべての病気に慢性疾患にいえることかもしれませんが、遅めの治療開始よりも早めの治療開始のほうが、治療への成功率が高いです。歯周疾患の初期は通常とくに症状が出にくく、ほとんどの方が自覚症状がないため、いままでしっかり検査を受けた記憶がなければ、一度検査してみることをおすすめいたします。

一見、大丈夫そうな奥歯ですが。。

金の入っている奥歯の歯周ポケットを診査してみると、問題のある部分が発覚したため、抜歯へと至りました。

この抜去した歯を観察すると

根分岐部/根面溝

歯茎より下の部分は通常、目視できません。

抜いてみると、穴のようなものが根の真ん中に見られます。根面溝や根分岐部などとも呼ばれます。

歯周病になる前には、この穴は骨と歯肉によって塞がれているため、特に問題はないのですが、

診査用具 プローブ

曲線を描く診査器具(プローブ)を用いると容易に、この凹みが探知できます。ここに歯周病の原因菌が繁殖しやすいうえ、歯肉より下であるうえ、凹んでいるため、大変磨きにくいのです。

歯周病でポケットが深くなってくると、この部分の上部が外界と交通することになり、菌がその穴に入り込んでしまいます。根分岐部病変などとも呼ばれます。穴が浅いうちはまだよいのですが、穴の深みが診査用具でかなり触れるようになると、その歯は予後不良となっていきます。