歯周病の早期発見に必要なこと
奥の金歯の舌側の歯周ポケットが深くなっていて、そこから膿がでている状態です
歯周病のリスクファクター 根分岐部病変
根の中央のこの穴は、根分岐部や根面溝と呼ばれ、虫歯等の後天的にできたものではなく、奥歯の正常な根の形態です。手前と同時にインプラントを行うため、骨の喪失が過剰になってしまうと将来的にインプラントも困難になるため、相談のうえ抜歯となりました
曲のプローブにて探知可能です 阿佐ヶ谷神作歯科歯周病ケア
歯肉が健康ならば、顎の骨の中に存在するため、外からは触れないのですが、一旦歯周病になり穴の上部が外とつながると、菌はここに容易に入ってきてしまいます。初期の場合には、衛生士等によるクリーニングで定期的に清掃(debridement)していくのですが、骨の吸収がすすみ、度を過ぎると術者もアクセス困難になり、結果的に予後不良となります。典型的な歯周病のリスクファクターと呼ばれる所以です。
歯周病予防 阿佐ヶ谷神作歯科まとめ

歯周病は、無症状で進行していくことも多い疾病です。歯周ポケット検査や、レントゲンにて見つかることも多いため、早期の検診をおすすめします。
まとめ
1 骨の吸収がすすむと、予後不良になりやすい
2 歯周病は自覚症状のないことも多い
3 定期的な検査とクリーニングは有効