ソケットリフト術にて上の奥歯の足りない骨部分を増生しました
右上の奥歯2本を抜歯したままになっていて、食事もままならない状態でした。 レントゲンとCTを撮影したところ、インプラントを支えるための十分な骨量が足りないことがわかりました。
右上奥歯が2本ありません
右下の奥歯は健康なので、相対する右上にインプラントが入れば、歯を失う前と同等にお食事も可能になります。
ソケットリフトは、インプラントを埋入するのと同時に行えます
インプラントを埋入するのと同時に行えるため、骨を入れてから数か月待ってからインプラントを埋入する方法よりも短期間、通常4~6か月で仮歯が入ります。ただし既存の骨量がかなり少ないと、この治療法を適用することはむつかしくなります。 上顎洞の膜と既存骨の間に骨を足していく方法のため、感染が生じると上顎洞(副鼻腔)の炎症がおきる可能性も稀にあります。
インプラント埋入後5か月でかたどりをして仮歯を入れます。
インプラントと骨がしっかりくっついているのを確認し、仮歯にてしばらく様子を見ます。しっかり食べられるか、 歯磨きしやすい形態か、頬の内側を噛んだりしないか、発音も大丈夫か等を確認した後に、本物の歯、今回はセラミック・メタルボンドクラウン、を製作していきます。
セラミック・メタルボンド冠にて終了
インプラントを行ったのは2008年で、2024年現在15年以上経過しましたが、 セラミックが欠けたりすることもなく、ノントラブルにて順調に使用していただいております。インプラント部分は決して虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎という歯周病のようなものにはなる可能性がありますので、定期的なメンテナンス/クリーニングは必要になります。
総治療費用 1265000円 治療期間 10か月